北沢峠から仙丈ガ岳(3,032m)へ(1/2)【2015年(H27)7月】
【初日】 《所要時間》6h−05m 《休憩時間》1h−10m(道草含む) 《歩行時間》4h−55m 《歩行行程》0555長衛小屋→0605北沢峠(こもれび山荘前)→0620大平山荘0625→0650鋸岳展望台0700→(休憩10分×2回)→0935大滝の頭・馬の背ヒュッテ分岐→0950馬の背ヒュッテ1015→1035丹渓新道分岐→(休憩10分)→1200仙丈小屋 【二日目】 ※日の出観測:0420仙丈小屋→0430小仙丈尾根の稜線0450→0500仙丈小屋 《所要時間》5h−35m 《休憩時間》1h−15m(道草含む) 《歩行時間》4h−20m 《歩行行程》0610仙丈小屋→0620松峰分岐→0635仙丈ガ岳0700→0735仙丈小屋への分岐(日の出観測の所)→0820小仙丈ガ岳0900→1000大滝の頭1015→1035四合目→1115二合目(こもれび山荘・長衛小屋の分岐)→1145北沢峠(南アルプス市営バス乗車場所)※正午前の臨時バス便で広河原へ〜芦安へ 《コメント》 北沢峠から「南アルプスの女王」と呼ばれる仙丈ガ岳を目指す。プランは藪沢新道から馬の背ヒュッテを経て登頂後、小仙丈尾根を下って北沢峠に戻る一泊二日のゆったり周回コース。 初日の藪沢新道〜馬の背ヒュッテ〜仙丈小屋の歩きは暑さと体力不足のせいかヘロヘロ登山となる。 翌日は朝食前に小千丈尾根の稜線まで上がり御来光を拝み、そして仙丈ガ岳へ向かう。前日の疲労が残っており山頂までの登りはしんどかったが、雷鳥の出迎えには癒された。仙丈ガ岳頂上〜小仙丈ガ岳の稜線では、今までの苦労の甲斐あって快適な空中散歩と雲上パノラマをしっかり堪能することができた。また訪れてみたい。 |
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この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000分の1(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。 (承認番号 平15総使、第336号) |
仙丈ガ岳の山旅初日の前日
(芦安駐車場1400発の乗合タクシー、広河原1500発の南アルプス市営バスを乗り継いで)北沢峠には15時半過ぎに着く。この画像は北沢峠から少し広河原寄りの南アルプス市営バス乗り場です。 |
宿泊する長衛小屋へ向かう。 |
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長衛小屋 |
仙水峠には長衛小屋の脇から登る。 |
長衛小屋の庭に咲くヤナギラン。 |
仙水峠に向かう橋から見る長衛小屋。 |
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長衛小屋のすぐ前の河原に設営されているテント。 |
仙丈ガ岳の山旅初日
出発前の小仙丈ガ岳方向。暑くなりそうな気配。 |
0555前日通ってきた林道を北沢峠へ。 |
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0605こもれび荘の建つ北沢峠。 |
北沢峠からは林道を戸台方面(長野県側)へ進む。 |
北沢峠から7〜8分歩くと大平山荘への標識があるので、その登山道を下る。 |
左の画像地点から見上げる小仙丈ガ岳方向?には微かに登山道が見える。 |
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0625大平山荘の脇から藪沢新道に入る。 |
大平山荘から約25分の歩きで鋸岳展望台に着く。ここまで樹林帯の日陰を歩いてきたが体感温度はかなり高い。10分ほど休憩する。 |
鋸展望台から約1時間歩いて沢に出ると前方には雪渓が・・・そして、外気が涼しく感じられ、火照った体を癒してくれる。 |
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雪渓の周辺では色とりどりの花が迎えてくれる。 |
ミヤマハナシノブ? |
クルマユリ |
雪渓上流では藪沢右岸の斜面から水流が落下しておりミスト噴霧による冷却効果で暫し暑さを凌ぐことができた。 |
藪沢越しの甲斐駒 |
雲が散って頂が現れる。 |
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ハクサンフウロ? |
ミヤマハナシノブ? |
0935「大滝の頭・馬の背ヒュッテ分岐」 |
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0950ヘロヘロになりながらやっと辿り着いた馬の背ヒュッテ |
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馬の背ヒュッテで約25分の大休止して1015先を目指す。 |
マルバダケフキ?の群生 |
可憐なハクサンフウロ |
馬の背ヒュッテから20分ほど登ると、馬の背との鞍部に出る。丹沢新道方向をやり過ごして左へ進む。ここからは緩やかな稜線歩きとなる。 |
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ミヤマキンバイ? |
ヨツバシオガマ? |
ウメバチソウ? |
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疲れを高山の花に癒されながら歩みを進める。 |
シャクナゲ |
アオノツガザクラ |
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チングミマとキバナノコマノツメ |
イワカガミ |
キンポウゲ |
丹渓新道分岐から稜線をゆっくり30分ほど歩くと、左手前方に仙丈ガ岳の方向を開けてくる。 |
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ズームアップすると仙丈ガ岳、藪沢カール(圏谷)、仙丈小屋が見てとれる。 |
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進行方向の左手には明日下る予定の仙丈尾根の稜線が・・・ |
藪沢カールに建つ仙丈小屋を目指して進む。 |
ヨツバシオガマ? |
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1200仙丈小屋にやっと到着。道のりは厳しかったネ。 |
トウヤクリンドウ。宿泊受付を済ませて小屋周辺でノンビリ過ごす。 |
小屋前に咲くウサギギク |
日没前に現れた甲斐駒ガ岳と摩利支天を小屋から望む。 |
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小屋から望む鋸岳と甲斐駒ガ岳 |
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日没直後に見渡す小屋前面の展望。 |
(続き)仙丈ガ岳の山旅二日目の模様はこちらからもご覧できます。